2020.12.17
「後期つわり」に悩む妊婦さん必見! 主な症状・原因・対策方法
つわりは妊娠初期だけでなく、後期にも現れることがあります。 妊娠後期での体調不良は、もしかすると「後期つわり」かもしれません。後期つわりはなぜ現れるのか、取り入れやすい対策方法と一緒に探ってみましょう。
後期つわりとは?
つわりは一般的に妊娠5週~16週の初期に現れるといわれていますが、妊娠8ヶ月以降の後期にも同じような症状に悩まされることがあります。
この症状を俗に「後期つわり」といい、妊婦さんの中には臨月に入ってから始まる方もいらっしゃいます。
後期つわりには、大きくなった子宮が胃を圧迫したり、黄体ホルモンの影響で胃腸の動きが悪くなったりすることが関係しています。
後期つわりをなるべく予防・改善するためには、できるだけ胃腸に負担をかけない食事・生活を心がけることがポイントです。
後期つわりの症状・終わる時期
妊娠初期のつわりと症状が似ており、吐き気、嘔吐、胃もたれ、胸やけなどが現れます。 症状の重さは人それぞれで、「初期よりも後期つわりのほうが辛かった」という方もいれば、逆の方もいらっしゃいます。 つわりが終わる時期も人それぞれですが、赤ちゃんが子宮口へ下がってくると胃への圧迫が軽減されるため、症状も徐々に落ち着く傾向にあります。
簡単だけど効果的! 後期つわりの対策方法
食べすぎない
後期つわりは子宮に胃が圧迫されることで生じるため、食べすぎると症状が重くなることがあります。 一気にたくさん食べず、1回あたりの食事量を減らし、食事回数は増やして調節しましょう。少量ずつよく噛んで胃腸への負担を減らすこともポイントです。
さっぱりしたものを食べる
つわりが辛くて食欲が低下しているときは、柑橘類などさっぱりした口当たりのものがおすすめです。果物、ピクルス、酢の物などで口の中をさっぱりさせると、不快感の軽減につながります。
食後すぐに横にならない
食後すぐに横になると、胃がさらに圧迫されて吐き気や嘔吐を起こしやすくなります。胃酸が逆流する胃食道逆流症になることもあるので、食後すぐは横にならないことが大切です。 同じ理由で、寝る直前の食事も避けましょう。食後以外のつらいときはすぐ横になって安静にしてくださいね。
お腹を温める
お腹を温めると胃腸の動きが良くなり、つわりが緩和されることがあります。湯たんぽなどを当てたり、温かい飲み物をとったりして、お腹を程よく温めましょう。 食事でも、味噌汁やスープなどの温かいメニューを取り入れると効果的です。
気分転換をする
つわりにばかり気を取られていると、メンタルにはもちろん、胃腸や赤ちゃんの成長にも良くありません。 お友達とのおしゃべりを楽しむ、近所を散歩する、好きな音楽を聴くなど、積極的に気分転換をしてストレスを解消しましょう。
日々の工夫で後期つわりを乗り越えよう
後期つわりが現れると、「やっと乗り越えたのに、またぶり返した……」と気持ちにもダメージを受けてしまうもの。 なるべく気分転換をするとともに食事方法などを見直して、少しでも快適に過ごしていきたいですね。