LIVING ROOM

日々の暮らしを支えるメディア

2020.08.29

美容成分「コラーゲン」と「ヒアルロン酸」の役割・違いとは?

コラーゲンイメージ

「コラーゲン」と「ヒアルロン酸」はどちらも肌に大切な成分として知られていますが、それぞれの働きについては分からない点も多いですよね。 今回は、意外と知られていないコラーゲンとヒアルロン酸の役割や違いを、効率よく補給する方法とあわせてご紹介します。美容や健康に役立てるために、くわしくチェックしてみましょう。

コラーゲンとは

コラーゲンは、タンパク質の1種です。皮膚、骨、内臓、筋肉など、体内のありとあらゆる部位に存在し、細胞同士をつなぐ役割を担っています。私たちの体を構成しているタンパク質の約3割は、コラーゲンが占めているのです。

コラーゲンにはさまざまな種類があり、人の皮膚に多く存在しているのはⅠ型コラーゲンです。肌の弾力やハリを保ち、シワやたるみを防ぐために欠かせない成分といえます。

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は、ムコ多糖類の1種です。高い保水力があり、わずか1gのヒアルロン酸に6Lもの水分を蓄えることができます。 体内では皮膚、関節、眼球などに多く存在し、乾燥を防ぐとともに、組織の柔軟性を保ってくれています。

ヒアルロン酸は保湿成分としても優秀で、化粧品に広く添加されています。肌のみずみずしさを保つためにも欠かせない成分なのです。

コラーゲンとヒアルロン酸の違いとは

コラーゲンとヒアルロン酸は、まず性質が異なり、コラーゲンはタンパク質、ヒアルロン酸は糖質の1種です。 このことから、働きも大きく異なります。たとえば肌では、コラーゲンは弾力やハリを保つために働き、ヒアルロン酸は水分を蓄えて乾燥を防ぐために働きます。 コラーゲンは肌を支える柱、ヒアルロン酸はその間を埋める水分と考えられるでしょう。肌のハリが欲しい方にはコラーゲン、みずみずしさを求める方にはヒアルロン酸が適切です。

ただし、働きは異なるものの、どちらも肌に欠かせない大切な成分です。肌の美しさや健康を保つためには、どちらか一方だけでなく、両方を補う必要があります。

コラーゲンとヒアルロン酸の共通点

コラーゲンとヒアルロン酸には、共通点もあります。それは、もともと体内に存在しながらも、年齢を重ねるごとに減少してしまうこと。 コラーゲンもヒアルロン酸も、50代になると20代の約半分に減少するのです。どちらも、減少を補う対策が必要といえるでしょう。

コラーゲンとヒアルロン酸の補給方法

コラーゲンやヒアルロン酸は、食品から補うことができます。2つの成分を共通して多く含んでいるのは、手羽先、うなぎ、フカヒレなどです。 しかし、このような食品を毎日食べるのは難しいもの。こまめに補いたい場合は、手軽に続けられるサプリメントをおすすめします。

肌へ補いたい場合は、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれる化粧品もいいでしょう。ナノ分子化したコラーゲンやヒアルロン酸を含む化粧品なら、肌にダイレクトに届けることができます。

スキンケアイメージ

コラーゲンとヒアルロン酸には違いがあるものの、美容や健康のために欠かせないことは共通しています。 バランスのとれた食生活を続けるとともに、両方を効率よく補給して、いつまでも若々しい肌と体をキープしていきたいですね。