2020.08.19
飲みすぎた翌日のつらい二日酔い! 摂取したい栄養素をチェックしよう
翌日がつらくなると分かっているのに、ついつい飲みすぎてしまうこともありますよね。前日の飲酒による体のだるさや頭痛など、二日酔いの状態で仕事や家事をするのはかなり大変です。 二日酔いになってしまった日には、体に必要な栄養素を意識的に補給して、いち早く体調の回復を目指しましょう。そこで今回は、二日酔いのときにおすすめの栄養素についてご紹介いたします。
二日酔いのときに摂取したい栄養素は?
お酒を飲みすぎたときに二日酔いの症状が起きるのは、体がアルコールを分解する機能がキャパオーバーしてしまうためです。二日酔いの症状が起きたときにはどのような栄養素を摂取すべきなのでしょうか? さっそくチェックしてみましょう。
1. ビタミンC
ビタミンCは、アルコールの分解をサポートしてくれる嬉しい栄養素です。
ビタミンCは、体内の酵素の1つであるシトクロムP450の働きを助けてくれるため、二日酔いの症状が和らぐのです。キャベツやほうれん草などの野菜類や、いちご、レモンなどの果物を意識的に摂取すれば、ビタミンCを効率的に摂取できます。
2. カリウム
アルコールを摂取すると利尿作用が起き、体内の水分や電解質が排出されます。このときカリウムが欠乏すると体調にも影響が起こりやすくなります。 飲んだあとのカリウム欠乏を防ぐためにも、バナナなどカリウムを豊富に含む食品を食べましょう。
3. ビタミンB1
飲酒後に、体内のビタミンB1が欠乏することも分かっています。ビタミンB1が不足すると疲れやすくなったり、体の調節機能やエネルギー代謝に影響が起きたりすることもあります。 ビタミンB1は大豆製品や豚肉、ハムや木の実などに含まれているので、効率的に摂取してみましょう。
4. ナイアシン
アルコールを摂取したときには、アセトアルデヒドという有害物質が体内で増加してしまうのです。アセトアルデヒドは頭痛や吐き気、動悸や倦怠感などを引き起こします。 ナイアシンは、アセトアルデヒドの分解を促す脱水素酵素の補酵素に変化する栄養素。二日酔いのときに摂取すれば、さまざまな症状を緩和できますよ。ナイアシンはカツオやマグロ、レバーなどに含まれているので、これらの食品を取り入れるのがおすすめです。
5. オルニチン
肝機能をサポートしてくれるオルニチンも、二日酔いのときにぜひ摂取したい栄養素です。オルニチンはナイアシンと同じように、体内に充満したアセトアルデヒドを効果的に分解してくれるパワーをもちます。 オルニチンが含まれている食品といえば、しじみが挙げられます。二日酔いのときには、体をホッと温めてくれるしじみのお味噌汁を飲んでみましょう。
「飲み会が多い」「つい深酒してしまう」という人は少なくないと思います。うっかり二日酔いしてしまったときには、体に優しい栄養を上手に摂取してみましょう。 とはいえ、お酒を飲んだ翌日には食欲がわかないこともありますよね。そんなときには、サプリメントを使って栄養素を摂取するのもおすすめです。