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2019.12.31

尿酸値を下げるには? 高くなる原因と対策方法をチェック!

足イメージ

「尿酸」とは、体の新陳代謝で生成される老廃物の一種です。放っておくと関節痛を引き起こす「痛風」の原因になってしまうほか、腎障害や尿路結石、脳梗塞、心疾患などの合併症を引き起こす場合も……。
今回は尿酸値が高くなる原因や、尿酸値を下げるために効果的な対策方法をご紹介します。

尿酸値が高くなる原因とは?

尿酸値はプリン体の多い食べ物(レバーやあんきも、白子など)を摂ることや、アルコールの過剰摂取によって高くなるといわれています。
しかし実は、食べ物やアルコールによる影響というのは、およそ2割だといいます。尿酸値が高い人の8割は、肥満や体質によって「尿酸の排泄が上手くいかないこと」が原因とされているのです。そのため、尿酸値を下げるには食生活に気をつかうだけではなく、さまざまな方法を組み合わせて対策をすることが大切です。

尿酸値を下げるには、どのような対策方法がある?

肥満解消に努める

肥満の人は、体内でインスリンが余りがちになります。インスリンは血糖をコントロールするうえで大切な役割を果たしているのですが、増えすぎると尿酸の排出を邪魔してしまうのです。
有酸素運動や食生活の見直しなどで適切なダイエットをして体重を落とすと、インスリンが適正な量になり、尿酸値の排出が上手くいくようになります。これにより尿酸値を下げることができるのです。

プリン体を多く含む食べ物、アルコールを摂りすぎない

食べ物やアルコールによる影響が思いのほか低いからといって暴飲暴食をするのはNGです。特に、レバーやあんきも、白子などの動物・魚の内臓や、青魚の干物には、プリン体が多く含まれています。
適切な量を食べるのであれば問題ないのですが、大量に摂取すると尿酸値が上がる原因になるため注意しましょう。
また、ビールなどのアルコールにはプリン体が含まれており、摂取しすぎると尿酸が過剰に分泌されるだけではなく、排出を抑制してしまう効果も。ビールなら1日に500ml(中ビン1本分)、ワインならグラス2杯分、日本酒は1合以内が適量です。

水分をたっぷり摂る

尿酸値を下げるには、尿の量を増やすことが大切です。尿の量が増えるに伴い、尿酸の排出量もアップします。お茶や水などの水分を1日2L摂るようにすると効果的ですので、実践してみましょう。

乳製品を摂る

牛乳やヨーグルトなどの乳製品には、尿酸の排出を助ける効果があります。牛乳の場合はできれば低脂肪乳がベター。1日にコップ1杯飲めば効果を感じやすいでしょう。

「ルテオリン」を摂取する

植物が紫外線から身を守ろうとして生み出す“フラボノイド”という成分には、人間の体にとって良い影響を与えるものが数多くあります。フラボノイドの中でも、近年特に注目されているのが「ルテオリン」です。
ルテオリンは菊の花に含まれている成分で、定期的に摂取すると、尿酸値を下げてくれる効果が期待できます。ルテオリンを含む機能性食品は、1日1粒飲むだけでOKと手軽なので、お仕事などで忙しい方でも続けやすいですよ。

健康に過ごすには、生活の中で尿酸値対策をすることが大切

ランニングイメージ

尿酸値を下げるには、食事や飲酒などを含めた食生活の見直しとともに、運動やダイエットを通じて規則正しい生活習慣へ変えていくことが大切です。
そこへさらに、尿酸値を下げる効果が期待できる「ルテオリン」を組み合わせれば、より効果的ですよ。毎日の生活で尿酸値を意識して、改善できるように心掛けていきましょう。