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2018.11.15

温める妊活!よもぎ蒸しの効果的なタイミングや頻度って?

よもぎイメージ

女性特有の不調改善が期待できると注目を集めている「よもぎ蒸し」。妊娠の大敵である冷えを防ぐ効果があることから、妊活に取り入れる女性たちが増えてきています。
よもぎ蒸しの効果を高めるためには、どのように行うのが理想とされているのでしょうか?今回は、妊活に効果的なよもぎ蒸しのタイミングや頻度についてご紹介します。

よもぎ蒸しとは

よもぎ蒸しは、600年以上もの歴史がある韓国の伝統的な民間療法です。よもぎを煎じた蒸気を直接下半身に当てて、体を内側から温めます。
子宮内に残った胎盤や血液の排出を促し、産後の肥立ちを良くするために昔から家庭で行われてきました。現在は、月経痛や月経不順など婦人科系の不調の改善や、美容効果が期待できると話題になっています。

妊活の障害となる体の不調

妊娠しやすい体を作るためには、妊娠に影響する不調を取り除く必要があります。妊活を妨げる体の状態を見てみましょう。

下半身の冷え・基礎体温が低い

基礎体温が低く、とくに下半身が冷えているときは全身が血行不良になりやすい状態です。血行不良になると新鮮な血液や酸素が体に行きわたらず、子宮や卵巣の機能が低下し、受精卵が着床しにくくなります。
さらに、血液は体を巡っていますが、足元からの冷えた血液は子宮の近くで合流するため、これも子宮や卵巣機能を低下させる原因になります。

ストレスが溜まっている

妊活中は些細なことでもストレスになりやすいですよね。ストレスを感じると、交感神経の働きが優位になり、ホルモンバランスが崩れます。エストロゲンやプロゲステロン分泌が減少すると排卵機能が低下するため、無排卵や無月経になることがあります。

妊活をサポートするよもぎ蒸しに期待できる効果

よもぎ蒸しは、妊娠しやすい体作りを手助けしてくれるといわれています。妊活によもぎ蒸しがどんな影響を与えるかをご紹介しましょう。

冷え性改善

蒸気を直接陰部の粘膜に当てるので、子宮や卵巣がしっかりと温まります。妊娠しやすいとされる体温は、平熱より少し高めです。
血行不良を改善し、基礎代謝を上げることで体が適温に近づいていきます。また、陰部の経皮吸収率は腕の内側の42倍ととても高く、よもぎの薬効成分の効果が期待できます。

ストレス解消

よもぎの香りの主成分であるシオネールは、交感神経を抑えて副交感神経を強める働きがあります。イライラした精神状態を落ち着かせ、リラックスを促す効果があり、質のいい睡眠にもつながります。
よもぎ蒸しの最中は汗をたくさんかくので、心も体もすっきりしてリフレッシュできますね。

老廃物の排出

体が温まると血液循環がスムーズになり、子宮内に滞っていた老廃物が排出されやすくなります。酸素をたくさん含んだ新鮮な血液が巡り、受精卵が着床しやすい状態に導かれていきます。

妊活に効果的なよもぎ蒸しのタイミングって?

よもぎ蒸しは、月経終了後から排卵日までの間に行うのが効果的です。血液の流れが過剰に促されると着床が維持できなくなる可能性があるので、排卵後の高温期は避けましょう。

妊活中に行うよもぎ蒸しの理想的な頻度は?

月経が終わった直後に1回、排卵日までの間に2回の頻度が理想的です。ただし、頻度よりも定期的に続けることが重要です。血液循環や身体の機能は徐々に改善されていくので、頻度以上に続けることを意識した方が良いでしょう。

子宮イメージ

妊娠を望む女性にとって冷えやストレスは大敵です。体を芯から温めるよもぎ蒸しは、身体的にも精神的にもリラックスすることができます。妊娠しやすい体の状態に整えるために、よもぎ蒸しを体験してみてはいかがでしょうか?