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2018.05.30

夏の紫外線を徹底防御!顔に塗る日焼け止めの最適な量をチェック

紫外線イメージ

紫外線から肌を守るアイテムとして欠かせないもののひとつに日焼け止めがあります。その日焼け止めですが、効果を発揮するためには適切な量を塗る必要があります。 紫外線による肌へのダメージについての研究は年々進み、紫外線から肌を守ることの重要性がますます明らかになってきています。紫外線量が1年でもっとも高くなる夏に向けて、日焼け止めの適切な量や上手な塗り方についてご紹介します。

覚えておきたい日焼け止めの適切な量

日焼け止めを塗るのに適切な量は、国際的な基準で決まっています。紫外線防止効果を測定する国際SPF測定基準を元にすると、その量は1㎠あたり2mgとされています。紫外線の影響が気になる顔の場合、どれくらいの量になるか計算してみましょう。 顔の大きさを数値で表すと、20cm×20cmの布で覆えるとして400㎠となり、日焼け止めの必要量が1㎠あたり2mg ですから、合計で800mgという計算になります。800mgを目で見て分かるように表すと、手のひらに乗せたときに500円玉大の量になります。予想以上に多かったと感じた方も多いのではないでしょうか。

日焼け止めに書かれているSPFやPAの意味は?

日焼け止めを正しく使うには、使用量だけでなく効果も理解しておく必要があります。説明書きでよく見かけるSPFとPAの意味をご存知ですか。紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、UV-CとUV-Bの一部は大気層に吸収されるため地表に届きません。 つまり、地表まで届くUV-Bの一部とUV-Aから肌を守る必要があり、UV-BはSPFでUV-A はPAで紫外線防止効果を表しています。特にUV-Aは雲やガラスも通り抜けて肌の奥まで届きますので、注意しましょう。
SPF15などのSPFに続く数値は、紫外線防止効果の高さを示します。紫外線を浴び始めてから日焼けをし始める時間には個人差がありますが、その日焼けし始める時間をどれだけ伸ばせるかを数字で表しています。20分で日焼けをし始める方がSPF15の商品を使った場合、20分×(SPF)15倍=300分=5時間になり、日焼けし始める時間を5時間遅らせることができるという意味です。 PAに続く+マークは4つが最高で(++++)数が多いほど防止効果が高いことを表します。

冷房対策:体の外側からその②<入浴>

暑さからシャワーで汗を流して終わりにしたくなるのをこらえて、冷えた体を温めるために、ぬるめのお湯につかるようにします。うっすらと汗をかくまでの時間には個人差があるものの、目安として38~40度のお湯に10~20分浸かるようにしましょう。 全身の血行が良くなり、新陳代謝が促されます。入浴中に足のマッサージを行うのもひとつの方法です。足首からふくらはぎ、膝の裏、腿と腿の裏側を湯舟の中で下から上になぞるようにします。

日焼け止めを塗るときの3つのポイント

日焼け止めを塗るときのポイントは、次の3つです。

・ムラなくつけること
・塗るタイミング
・塗り直しをすること

日焼け止めを顔の5点(両頬、額、鼻、顎)に置き、両手を使って顔の中心から外側へ伸ばすようにすると、均一に伸ばしやすくなります。日焼けをしやすい頬や鼻筋は重ね塗りをし、首にも塗ることをおすすめします。 日焼け止めを塗るタイミングは、スキンケアの次で化粧下地の前です。保湿してから日焼け止めを塗ると日焼け止めの伸びがよくなります。日焼け止めの効果には時間に限りがあるため、数時間おきに塗り直しましょう。メイクの上から塗り直しをする場合にはスプレータイプが便利でおすすめです。

日焼け止めイメージ

UV-Aはじわじわと、UV-Bは急激に肌に影響を及ぼします。肌のハリや弾力を失わせる「光老化」という言葉があるほど、紫外線が肌に与える影響は大きいといわれています。 ケアをしている肌とそうでない肌とには差が生まれますので、日焼け止めの使用量とその効力、塗り方など、効果的な使用方法を覚えて、紫外線から肌を守りましょう。