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2018.03.30

お酒が肌荒れのもとになる……この2つの深い関係とは?

女性がお酒を飲むイメージ

ニキビや毛穴の開きなど、肌荒れは女性にとっての大敵といえます。 肌荒れの主な原因として、ストレスやホルモンバランスの崩れなどが挙げられますが、実はお酒も肌荒れの原因になることがあります。
なぜお酒が肌荒れの原因になってしまうのか、対策方法と一緒に学んでいきましょう。

お酒が原因で肌荒れが起こる? この2つの関係とは?

お酒を飲むと肌が荒れる理由には、アルコールが体に作用する直接的な影響と、アルコールを飲むことで起こる弊害の2タイプがあります。 アルコールが体に入ると血管が拡張して血流がアップし、毛穴が開いて皮脂や汗の分泌が増えます。皮脂が過剰に分泌すると毛穴づまりや炎症が起こりやすくなり、ニキビなどの肌荒れにつながることがあるため注意が必要です。

また、アルコールには利尿作用があるので、体内の水分が不足しがちになり肌も乾燥しやすくなります。肌の乾燥はシワやゴワつきなどの原因になるため、油断大敵です。 さらに、アルコールを分解するためにはビタミンB類を消費しますが、ビタミンB類は肌を作るのに必要な成分なので、アルコール分解のために使われてしまうと不足してしまいます。これも肌荒れを引き起こす原因になるといえるでしょう。

そして、お酒を飲むうえで特に注意したいのは、肝機能の低下です。 肝臓はアルコールを分解するという役割があるため、お酒を大量に飲み続けると肝機能の低下を招くことがあります。肝臓は体の毒素を排出したり、栄養素をエネルギーに変えたり、脳に必要なエネルギーを蓄えておく働きなどがあるため、肝機能が低下すると肌だけでなく健康にも影響が及びます。疲れやすさや食欲低下、代謝の低下など体のコンディションにも大きく影響するので注意が必要です。

肌荒れを起こさないお酒の楽しみ方

大人の嗜みともいえるお酒ですが、飲むと必ず肌荒れを起こすというわけではなく、摂取量に問題があるといえます。肌荒れを防ぐためには、日々のお酒の摂取量に注意しましょう。
とはいえ、お酒の許容量は個人差が大きいもの。毎日、二日酔いになるまで飲んでいるようではNGなので、コップ1~2杯程度で抑えておくことが大切です。

また、お酒を飲むと体内の水分が不足しやすいので、お酒だけでなく水分もとりながら飲むことがポイントです。お酒と交互に水を飲むことで、飲みすぎを防ぐことができます。
さらに、お酒を飲むときにはおつまみが必須といえますが、揚げ物や塩辛いものはカロリーや塩分が高く、肌に悪影響を及ぼす可能性があります。枝豆やナッツ、サラダ、豆腐などヘルシーなものを選ぶようにしましょう。アルコールの分解に必要なビタミンB群が豊富な豚肉やレバーもおすすめの食材です。

また、肝機能を守るためには、ウコンのサプリメントを摂取するのもおすすめです。 ウコンに含まれるクルクミンはアルコールの分解を早め、胃の働きを助けるので、お酒を飲むことが多い人には嬉しい働きをしてくれます。手早く効率的に成分を摂取できるので、サプリメントで摂取しましょう。

女性イメージ

お酒による肌荒れを防ぐためには、飲みすぎに注意することが一番大切といえますが、しっかりと睡眠をとることも忘れてはいけません。
アルコールを分解する過程で出るアセドアルデヒドの分解や、疲れた肝臓の回復にも睡眠は有効です。睡眠をしっかり取るためには就寝時にお酒が抜けていることが理想なので、就寝前の5時間は飲酒を控えるようにしましょう。 節度をもってお酒と付き合い、肌の健康を保ちながら日々の晩酌を楽しんでくださいね。