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2017.08.15

「妊娠中の風邪」で気をつけたいポイント&注意点

妊娠中は免疫力が落ちやすいため風邪をひきやすく、回復も遅くなりやすいです。 妊娠中に風邪が悪化してしまうとお母さんや赤ちゃんの健康に関わりますし、だからといって風邪薬をあまり服用するのも心配になってしまうでしょう。
今回は妊娠中の風邪で注意したい症状や、妊娠中には服用できない薬・薬を服用できない時期などについて紹介していきます。

妊娠中に気をつけたい「風邪の症状」とは

基本的に妊娠中のお母さんの風邪がお腹の赤ちゃんに悪影響を与える可能性は低いといわれていますが、妊娠中に38度以上の熱が出る場合には気をつける必要があります。 お母さんの熱が38度以上になると、お腹の羊水や赤ちゃんの体温が上がってしまい赤ちゃんへ影響が出る可能性があります。 高熱が出る場合には自己判断で薬を飲むのではなく、病院を受診し妊娠中でも使える薬を処方してもらいましょう。
また熱が出ている時は汗をかいたり水分摂取が疎かになり、知らぬ間に脱水症状を引き起こしてしまうこともあります。 熱が続いていたり尿の量が少ない・尿の色が濃いなどの症状がある場合は、多めに水分を摂取するよう心がけてください。
妊娠中の風邪では、咳が激しい場合にも注意が必要です。 激しい咳が続くと体力が消耗するだけでなく、腹部が圧迫されお腹の張りにつながってしまったり、お腹の張りが切迫流産や切迫早産を引き起こす可能性もあります。 咳が酷い場合には我慢せず病院を受診し、妊娠中にも使える薬を処方してもらい咳を鎮めることが大切です。

妊娠中に薬の服用を避けたい時期や、避けるべき薬の成分

妊娠1ヶ月(0〜3週)の間は、まだ妊娠に気付いていない妊婦の方も多い時期。 赤ちゃんもまだ成長していないため、この時期に薬を服用しても赤ちゃんへの影響はないとされています。 しかし妊娠2ヶ月(4〜7週)の間は内臓などの重要な器官を形成する期間であり、薬の影響を受けやすく最も注意が必要な時期。なるべく薬の服用は避けるよう配慮が必要になります。 特にワルファリンやアスピリンなどが配合された薬は、赤ちゃんの先天異常の原因になる可能性もあるため服用しないよう気を付けることが大切です。

妊娠3ヶ月(8〜15週)の時期には主要な臓器がもうできているため、薬の影響は少なくなるといわれています。 ただこの時期には外性器や口蓋などの部分が作られるため、薬の服用により口蓋裂や口唇裂・女性器が男性化してしまうなどの影響が出る可能性もあります。薬の服用は医師に相談し慎重に行う必要があります。

赤ちゃんの形がほぼ完成する妊娠4ヶ月以後(16週〜出産)は、薬による影響は受けにくくなり先天異常の心配もかなり低くなります。 しかし赤ちゃんは成長を続けているため、発育を妨げるような成分の配合された薬には注意が必要です。 特に赤ちゃんの血管に影響があるとされる、イブプロフェンやロキソプロフェンなどの配合された薬の服用は避けることが大切です。

妊娠中は薬の服用に敏感になってしまうもの。しかし高熱や咳症状を我慢してしまうと、逆にそれが赤ちゃんへ悪影響を与えてしまうケースもあります。 妊娠中でも使用することのできる薬剤成分もあるため、無理をせず症状を医師に相談して薬を処方してもらうことが大切です。 薬と上手に付き合い、お母さんと赤ちゃんの健康を守っていきましょう。