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2016.11.15

妊活中の体調管理の基本! 基礎体温の計り方

妊娠を考えている女性の方は時に、基礎体温を日常的に記録しておくと便利です。
基礎体温を計っていると、妊活にどのように役立つのでしょうか?
正しい基礎体温の計り方や、基礎体温からわかる体の変化についてご紹介します。

基礎体温は普段の体温と違うの?

基礎体温とは、最低限の生命維持活動時に必要なエネルギーを使用している際の体温のことで、安静時の体温を計ることで記録できます。

女性の体の中では、一カ月の間にさまざまな変化が起きています。
女性はひと月に一度排卵しますが、排卵した日を境目に基礎体温が低温期と高温期の二層にわかれることが特徴です。
そのため、毎日の基礎体温の記録をつけることで、正確な排卵期を予測しやすくなります。
卵子は排卵後、24時間程度しか生存できないといわれているため、できるだけ正確な排卵日を把握していないと妊娠することが難しくなります。

正しい基礎体温の計り方

基礎体温を正しく計り妊活をスムーズにすすめるためには、婦人用体温計が必要です。
婦人用体温計は基礎体温を正確に計るために必要な体温計で、通常の体温計とは違い小数点以下の細かい数値まで計測することができます。基礎体温の微妙な温度の変化を計測することができるため、必ず用意しましょう。
オーソドックスな基礎体温計の他、基礎体温を何日か分メモリーすることが可能なタイプや、体温計から直接パソコンやスマホなどの端末機器にデータをとばすことが可能なタイプもあります。

基礎体温を計るタイミングは、起床後すぐです。
トイレに立ったり動き回った後では正確な数値を計ることができないため、必ず目覚めてすぐにベッドの中で計りましょう。
脇の下よりも口で計測した方が誤差は出にくいといわれています。舌の付け根に体温計の先をあてて、口を閉じて計りましょう。

基礎体温から読み取れること

低温期から高温期へ切り替わるタイミングで排卵期が訪れるといわれています。
個人差はあるものの、生理開始頃から低温期は始まり、およそ14日間程度低温期が続きます。低温期から高温期に切り替わるタイミングを排卵日付近だと予測することができ、排卵を経て高温期が2週間程度続いたら再び低温期が訪れます。
ただし、生理の周期によって若干の前後があることを覚えておきましょう。
低温期と高温期の温度差は大体0.5度程度です。
もし基礎体温のグラフが低温期と高温期の二層にわかれず、低温と高温が入り混じってガタガタとしている場合は、ホルモンバランスが乱れている可能性があります。
たとえば「低温期が極端に長い」「高温期が短い」という場合には、黄体機能不全や稀発月経といった何らかのトラブルが起きている可能性もあるため、婦人科を受診することをおすすめします。

妊活の入り口ともなる基礎体温の計り方。 毎日きちんと計り記録をつけることから妊活を始めてみましょう。