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2016.05.30

冷え症は女性の体の大敵! 効果的に【冷えを防ぐ方法】

「冷えは体に悪い」と、いう話をきいたことがあるという人は多いことでしょう。
しかし、具体的にどんなデメリットがあるのかご存じでしょうか?
冷えが体に悪影響を及ぼす理由や、夏場に起こる女性の体の冷えを防止するための効果的な対策方法についてご紹介します。

冷えが体に与えるデメリット

体が冷えていると基礎代謝量が低下し、太りやすい体になります。
基礎代謝とは運動に必要なエネルギー以外の、生命を健康的に維持するために必要なエネルギー量のことを指します。基礎代謝の低下は、ダイエットを考えている女性にとっては大きなデメリットとなるのです。
また、体が冷えていると血流がにぶくなって、健康的で美しい肌を保つための栄養素が届きにくくなり、体にとって不要となった老廃物を体外へ排出するための力が弱まります。
さらにそれだけでなく、冷えによって血流が滞ると体がむくみやすくなったり、自律神経が乱れてストレスに弱くなるなどのデメリットもあります。

クーラーから身を守るためには

暑い季節になると、オフィスやカフェの中などで冷房の効き過ぎによって体が冷えきってしまうことがあります。自宅のクーラーであれば自分にとっての適温を維持することはたやすいかもしれませんが、外出先だとそうはいかないですよね。
夏場、冷房がガンガンにきいた部屋で長時間のデスクワークを続ける行為は、体が冷え性になるための要素を集めているようなものです。
特に、椅子に座って同じ姿勢をとったままだと血流が滞って体が冷えやすくなります。
足先は心臓から遠いために血流が滞りやすく、全身の中でも冷えやすい部分です。
そんな状況に加えて室温の下がり過ぎは、冷え症を加速させることに繋がります。
ときどきは席を離れて足腰を伸ばしたり、軽く屈伸運動などを行って体をほぐしてあげましょう。

さらにクーラーから身を守るためには、冷風の直撃を避けられるような座席についたり、冷えを感じたときにすぐに羽織れるように、薄手のカーディガンやひざかけなどを用意しておくと効果的です。

注意したい水分摂取の方法

夏場の熱中症を防止するためだけでなく、老廃物の排出を促すために、水分摂取は欠かせません。
人間の体には、汗をかくことによって体温を調節する機能がそなわっています。
そのため体内の水分が不足し過ぎると健康的な活動に支障をきたします。
たとえば、不要になった老廃物は尿や汗となって体外へ排出されますが、水分が足りなければ充分に排出しきれずに、吹き出物となって肌の不調として現れたり、便秘のような症状を招くことにもつながります。

夏場は汗をたくさんかくためのどが渇いて、冬場に比べれば多くの水分を摂取しやすくなりますが、冷たい水分を摂取しすぎると体を冷やしてしまうため、できるだけ常温の水や温かい飲料を摂取するようにすると良いでしょう。
のどが渇いたからと一度に大量の水分を摂取すると内臓に負担をかける場合も。
やみくもに水分を摂取せず、適量をこころがけましょう。
成人女性であれば、1日に1.5~2リットル前後を4~5回程度にわけて飲むことがおすすめです。