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2019.03.30

女性が不足しやすい2つの栄養素とオススメの食材

健康的な生活を送る上で栄養バランスの良い食事をとることはとても大切ですが、女性と男性では必要となる栄養素に多少の違いがあります。
女性には生理周期などの関係から、不足しやすい栄養素がいくつかあるので、それらを積極的に摂取するよう努めていきましょう。
今回は数ある栄養素の中から、特に女性が摂取すべき2つの栄養素を、オススメの食材と共に紹介したいと思います。

女性が不足しやすい栄養素(1) 鉄分

女性が特に不足しがちな栄養素の1つとして挙げられるのが鉄分です。
なぜ不足しやすいのかというと、女性の体は月経、妊娠、出産、授乳など、さまざまな場面で鉄分を消費するため不足した状態になりやすいからです。

鉄分には、たんぱく質と結合して赤血球の素となる「ヘモグロビン」を作る役割があるのですが、このヘモグロビンが不足すると頭痛や疲労感、肩こり、息切れといった症状が起こるほか、貧血にもなりやすくなります。
鉄分が不足することによって起こる「鉄欠乏性貧血」は、成人女性の4人に1人がなっているといわれています。

○オススメの食材

鉄分が多く含まれている食品の中で最も有名なのは「レバー」ですが、それ以外にも「まぐろ」や「かつお」といった魚類や、「ホウレン草」や「小松菜」といった一部の野菜類、「納豆」や「豆腐」などの大豆製品に豊富に含まれています。

女性が不足しやすい栄養素(2) カルシウム

「カルシウムを摂らないとイライラする」と昔からいわれていますが、女性がカルシウムを摂取すべき理由はそれだけではありません。
実は女性が閉経を迎えると、カルシウムの吸収をサポートする女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌量が減少するため、カルシウムが不足しやすい状態になってしまうのです。
そのため特に閉経を迎える平均年齢である50歳以降は、カルシウムが不足してしまわないように注意しなければなりません。

○オススメの食材

牛乳をたくさん飲めばカルシウムを一気に摂取することができますが、乳製品ばかりを口にしていると脂質の過剰摂取に繋がってしまいます。
そのためカルシウムを摂取する際は、乳製品以外の食品も食べるようにしていくことが大事です。
乳製品以外のカルシウムが豊富に含まれている食品としては、「いわし」や「しらす」などの小魚や、「ワカメ」や「こんぶ」といった海藻類、「パセリ」や「モロヘイヤ」などの緑黄色野菜が挙げられます。

女性の皆さんは特にこの2つの栄養素に注意をしながら、バスンスの良い食事をとるように心掛けていきましょう。