授かり体質になる!カラダを整え、運動不足を解消できる
『ながら』プレマタニティエクササイズ。
運動不足なのは分かってるけど運動する時間もないし……なんて人におすすめ!カラダの歪みをリセットしながら運動不足を解消できる、「歩く」ながらエクササイズ♪
歩き方を見直してみませんか?
歩くって生活の基本ですよね。この歩き方の『質』を高めることで、姿勢やカラダの歪みがリセットでき、さらには運動不足や筋力低下を解消できる方法をお伝えしていきます。
正しく歩けば運動いらず?
妊活中、妊娠中のママさんたちから「運動したいのですが、おすすめの方法はありますか?」というご質問をよくいただきます。マタニティヨガなどもありますが、まずは、無理せず手軽に日頃の生活に取り入れられる、 歩き方を見直す ことをおすすめしています。
歩きながらも骨盤は歪む?
人間のカラダは二足で立ち、歩くことでとても重たい 重力 を頭のてっぺんから受けています。さらに、手と同様、足にも右利き左利きがあり、無意識にどちらかだけを多く使っています。重力と筋力差が骨盤の歪みを引き起こします。
歪みを解消する方法は実にシンプル。重力を足元から地面へ分散させて流すのがポイント。クセをリセットするには、カラダを まっすぐにして歩く ことなんです。えっそんなこと?と思われるかもしれませんが、意外とできていない人が多いんです。
やっぱり姿勢が大切。
まっすぐに歩くためには、姿勢を正し、骨盤をしっかりと立たせる必要があります。骨盤を立たせると自然と下腹に力が入り、骨盤を整えられます。加えて、インナーマッスルが鍛えられるので基礎代謝のアップにつながるなど有酸素運動と筋力トレーニング2つのエクササイズ効果が得られます。歩くことは全身運動なのでカラダの巡りを促し、ホルモンバランスの改善も期待できます。
忙しい人でも少しの工夫でカラダをリセット!Aウォーキング3つのポイント
Aウォーキングとは「骨格構造に従った正しい歩き方」を意味します。本来あるべき骨格の状態に戻し、重力によって縮んでいく体を元に戻すことで自然と骨盤の歪みや、身体のバランス改善が期待できます。
【 猫背はNG!】
“重力を頭の上からかけられている”と想像してください。猫背で歩いていると、重さに耐えられなくなりカラダに負担をかける原因となってしまいます。
【 tips・歩けば自律神経も整う?】
歩くことは全身運動となり、ホルモンバランスはもちろん、自律神経も整い、歩くだけで心も身体も安定感が生まれます。
①頭が天に吊られているイメージ……重さを足下から地面へ流すためには、背筋をしっかりと伸ばし、頭が天に吊られているイメージで歩いてください。
②歩幅は狭く歩くこと!……歩幅を広げてしまうと、体重移動が増し、腰が反り、猫背姿勢が助長されてしまいます。
③呼吸を意識する……歩き出しの始めに、鼻から息を吸い、口から5つ数えながら下腹からおへそ、みぞおちにかけて内臓を持ち上げるイメージでお腹を凹ませていきます。
気にしたいのは、歩き出しの10歩のみ!これだけで結構です。必ず歩き出しの10歩だけ呼吸を足してみてください。人間は必ず忘れてしまう生き物。まずは10歩から心がけましょう。
使わないなんてもったいない。 階段は運動不足解消に最適!
健康のためには階段を使った方がよいとわかってはいても、ついついエスカレーターを使ってしまうという人は多いのではないでしょうか。しかし、それはとてももったいないんです。平らな道での歩行とは違う筋肉を使う階段昇降は、日常生活のなかに取り入れやすく、手軽に挑戦できる運動効果の高いエクササイズです。通常のウォーキング以上に、太ももからお尻の筋肉を使うので、その運動効果は平地の3倍以上とも言われています!
① …視線(頭)が下を向いている
② …前かがみで背中が曲がっている
③ …腰が落ちている
④ …足の裏がべったりついている
⑤ …後ろのひざが曲がっている
① …目線は前へ
② …背筋を伸ばしてまっすぐに。
③ …ひざを高く上げ股関節から太ももごと上げる
④ …かかとは階段からはずす。
⑤ …後ろ足のひざを伸ばす。
【妊活中から下半身の筋力アップがおすすめ】
下半身の筋肉は、妊娠中の下半身の血行改善、むくみの予防など幅広く役立つ筋肉です。お腹が大きくなると体のバランスがとりづらくなったりするので、妊活中から下半身のエクササイズで筋肉を増やしておきましょう!
※ご注意:足元は見ながらでないと危険なので、きちんと確認するようにしてください。
教えてくれたのは
姿勢調律士 野口早苗 [ Sanae Noguchi ]
姿勢調律士として、これまでに多くの妊婦さんの心身ケアや、妊活サポートをしてきた経験を持つ。
sanareサロンにてピラティス&オステオパシーを取り入れた姿勢調律による心身のトータルケアサロンを運営。(社)日本姿勢調律協会代表理事。講師育成に取り組みながら普及活動を行う。
http://sanare-aoyama.com/