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2019.01.30

とれない疲れにお悩みの場合「慢性疲労症候群」を疑おう

現代では、身体の疲れにお悩みの女性が少なくありません。
通常の疲れであれば、ゆっくりと身体を休めることで回復することが多いです。 しかし、慢性的な疲れに悩まされている場合、いくら休んでも疲れがとれない慢性疲労症候群の疑いがあります。
通常の疲れと慢性疲労症候群の疲れは、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、慢性疲労症候群の特徴や身体の疲れのとり方についてご紹介します。

慢性疲労症候群の特徴と通常の疲れとの違い

いつまでも疲れが取れずに、日常生活に支障をきたすような場合には、慢性疲労症候群の恐れがあります。 慢性疲労症候群は、通常の疲れとはあきらかに違う以下のような特徴があります。

・ 体調不良でもないのに倦怠感が半年以上続く
・ 仕事や家事などの日常生活をすることで酷い疲れを覚える
・ 検査をしても倦怠感の原因が見つからない

このような特徴がある場合には、医師に相談する必要があります。
慢性疲労症候群は、放置すると寝たきりの状態になる場合もあるため、重症化する前に早めに治療に取り組みましょう。

毎日の中で実践できる身体の疲れの取り方

普段からどのようなことに気をつけていれば、必要以上に身体の疲れを溜めずに済むのでしょうか。
まず、疲労回復の対策のひとつとして、良質な睡眠をとることが大切です。 深い睡眠の間に成長ホルモンが分泌され、疲労の回復を行ってくれます。
寝る前は脳を興奮させるパソコンやスマートフォンの操作はやめて、できるだけリラックスした状態で就寝するようにしましょう。 そして、食事を通して疲労回復を目指すことも大切です。
クエン酸を含む食品は、疲れをとり除くうえ効果的。梅干や酢などのクエン酸を含む食材を上手に食事にとり入れて、毎日の中でこまめに疲労対策をとると良いでしょう。

慢性疲労症候群を治療するためにはどうしたら良いか

慢性疲労症候群は、発症する原因やはっきりとした治療法が解明されていません。
一般的には、免疫や自律神経や内分泌の機能に異常が起きることで、症状が現われるのではないかと考えられています。
あまりにも酷い疲れが気になる場合には、病院で尿検査や血液検査などをはじめとする、さまざまな検査で慢性疲労症候群か否かを調べてもらいましょう。
万が一慢性疲労症候群だった場合には、漢方薬の処方で免疫を活性化したり、ビタミンCを使用する抗酸化療法などの治療が行われることがあります。そのほか、血行を促して身体の代謝を高める温熱療法などの方法もあります。
疲れは誰もが感じるつらい症状のひとつです。 疲れを軽視せずに、まずは毎日の中できちんとケアをするようにしましょう。それでも改善されないような疲れを感じる場合には、早めに医師に相談するようにしてください。