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2016.05.30

つらい生理痛をやわらげるための生活習慣とは

毎月訪れる生理期間や生理の前後に頭痛や腹痛などが起き、体に不調を感じる女性は少なくありません。日常生活が困難になるほど生理痛がひどい場合は、思わぬ病気が潜んでいる可能性もあるのです。
けれど一方で、もしかしたらひどい生理痛の原因には、普段何気なく行っている生活習慣が影響しているかもしれません。
そこで今回は注意したい生活習慣や、生理時の不調を緩和するための方法についてご紹介します。

ひどい生理痛は病気のサイン?

普段と違い、「我慢できないほどひどく痛む」「起き上がることすらできない」場合は「子宮筋腫」や「子宮内膜症」などの病気のサインかもしれません。
「子宮筋腫」は子宮内にできる腫瘍のことで、思わぬ腫瘍に発展することもある病気です。
「子宮内膜症」は、本来なら子宮の内部にできるはずの子宮内膜が子宮の外にできて、生理のたびにはがれたり増殖したりをくりかえす病気で、不妊の原因にもなると考えられています。
いつもと違い生理痛がひどい、普段より出血量が多すぎる、生理が終わってもひどい腹痛がある場合は安易に自己判断せず、専門医の診断を仰ぐことが大切です。

体を温めて血行を促進

冷えによって血行がにぶくなると、健康に悪影響を及ぼします。
血流が悪いと、むくみが起きたり、代謝が滞り老廃物を溜めこむ原因になってしまうことも。

体を温めるためには、外部から温度を逃がさないようにして温める方法と、食品で体の内側から温める方法の2つがあります。
特に、シャワーだけで入浴を終えてしまう人は要注意。
湯船に浸かって全身をくまなく温めるほうが冷え性の改善に効果的です。
また、ゆったりと入浴することでストレスを緩和する効果も期待できます。
さらに、体を温めるためには、生姜やねぎなどの体を温める食品を積極的に食生活に取り入れると効果的です。
生姜を皮の部分ごとすりおろし、清潔な布巾やガーゼでつつんでしぼり、しぼり汁を紅茶や炭酸水などの飲料に入れて飲むと、手軽に体を温める飲み物を作ることができますよ。

軽い運動でストレス発散!

ホルモンバランスとストレスは、どちらも脳の視床下部がコントロールする役割を担っているため、ストレスが多すぎるとホルモンバランスにも影響して生理痛をひどくする場合があります。ストレスを溜めこみやすく、運動不足の人は注意が必要です。
運動やストレッチなどを行うと、体と一緒に心がほぐれて気分がリフレッシュするという人は多いのではないでしょうか?
軽い運動にはストレスを軽減する効果が期待できます。
テニスやゴルフといったスポーツをしたり、ウォーキングのような軽い運動を日常に取り入れると、生理痛の緩和に効果的です。
ストレス解消だけでなく、運動で血流がアップすることにより体の冷えを軽減や、代謝がよくなりホルモンバランスを整える効果も期待できますよ。

毎月のようにやってくるツラい生理痛。
さまざまな工夫を行って生理痛を乗り切ってくださいね。