2016.04.15
ママ必見! 赤ちゃんの正しい紫外線対策
ぷにぷにと柔らかい赤ちゃんのお肌ですが、その皮膚の薄さは実は大人の半分しかありません。お肌のバリア機能もまだ十分には機能していない赤ちゃんだからこそ、紫外線はまさに大敵。大人よりも紫外線によるダメージを受けやすいのです。
そんな赤ちゃんのお肌を守ってあげるのは、ママやパパの使命ですよね。
今回は、紫外線が赤ちゃんのお肌に及ぼす影響から効果的な紫外線対策まで、赤ちゃんのお肌に紫外線ダメージを蓄積しないための正しい知識をしっかり身に付けていきましょう。
紫外線って実は悪いことばかりじゃない!
「美容や健康の敵!」というイメージばかりが先行している紫外線ですが、実は人間の身体にとって必要な働きをしてくれる一面もあります。
何を隠そう紫外線には、私たちの身体の中でビタミンDを生成してくれる働きがあるのです。ビタミンDは赤ちゃんにとってももちろん大切な栄養素のひとつで、骨がカルシウムを取り込むときに必要になります。
ビタミンDが不足すると赤ちゃんの骨が弱くなるだけでなく、脚などの骨が曲がる「くる病」という病気にかかるリスクも高くなります。
そうならないためにもまずは1日15分程度のお散歩に出かけるなど、きちんと日光に当たりましょう。
浴びすぎはNG! 赤ちゃんに効果的な紫外線対策
あまり長時間紫外線を浴びすぎていると、やはり肌へのダメージの方が大きくなります。
自分ではまだ何もできない赤ちゃんだからこそ、ママやパパが細やかに気を付けていてあげましょう。具体的には、次のような対策が効果的です。
●日焼け止めを塗る
赤ちゃんにも使える低刺激なものを選ぶようにしましょう。赤ちゃんが汗をかいた時にはこまめに塗り直し、帰宅後はきれいにオフしてあげるとさらに肌への負担を少なくできます。
●帽子をかぶる
なるべくつばが広いタイプの帽子を選びます。つばが7cm以上ある帽子では、顔に当たる紫外線の量が60%程度カットできるというデータもあります。
●食事で紫外線に強い皮膚を作る
ビタミン・ミネラル・アミノ酸には、メラニン色素の生成を抑える効果があります。トマトやブロッコリー、青魚を積極的に離乳食に取り入れましょう。
●ベビーカーに日よけをつける
●車の窓に紫外線よけのシートを貼る
●紫外線量の多い時間帯(10~14時)の外出を避ける
さらに、窓際にベビーベッドを置いている場合はなるべく部屋の奥に移動させるなど、室内でも紫外線対策に気を配っておくとさらに安心です。
なぜなら紫外線の10%程度は、家の中まで届いているといわれているからです。
UVカットの効果があるカーテンや、窓ガラスにスプレーできるUV対策グッズなどで、赤ちゃんのお肌にやさしい環境作りを目指しましょう。